HACCPをわかり易く解説
食品の製造や流通を行っている企業はHACCPについて知っておくと良いです。HACCPはハサップと呼び、2018年の6月に可決された改正食品衛生法のことです。食品を扱う全企業に対して衛生管理の義務化が行われました。これによってより企業にとっては食にする安全性が求められます。
もともとHACCPはアメリカのアポロ計画の時に、宇宙食の安全を確保するために作られたものでした。HACCPの文字の意味は全部で5つあります。「危害」「分析」「重要」「管理」「点」という5つの要素で構成されています。例えば頭文字のHAの部分は「危害要因分析」と呼び、有害な微生物や化学物質などが食品に混入しないように明確なルールを設けて食品を管理する作業を指す言葉です。
他にもCCPの部分は「重要管理点」と呼ばれており、健康を損なわない程度の危害要因を除去することを意味します。従来までも食品検査を行っていました、本制度はちょっと違います。従来の方式では包装から出荷までの抜き取り検査がメインでした。しかしHACCPは原材料の受け入れから加工、出荷までの工程で微生物や異物が混入することを予測します。
問題が起こらないように防止策を練り衛生管理をしっかり行うことが目的です。また継続的な監視を行い、その状態を記録することも求められます。これまでの検査内容と比較した時に、問題のある製品の出荷防止を行いトラブルが起こる前に対処するのがハサップの特徴です。
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