センサー付きの温度計とは
センサー付きの温度計とは、文字通り空気や物も温度を計測する装置のことで、接触式と非接触式の二種類に分けられます。接触式の温度センサーには熱電対、白金測温抵抗体、バイメタル式、サーミスタ測温体などがあり、幅広く使用されています。一方非接触式は、物体から発生する赤外線を計測して温度を測るもそれぞれに特徴があります。接触式の温度センサーの中でも最も使用されているのが気温を測るタイプで、気象観測などにも使用されています。
公式な気温の観測には水銀温度計が使用されていますが、精度が高くなるほど高額になるため、家庭用には構造が簡単な安価なものが広く普及しています。非接触式のもので代表的なサーモグラフィは、物体の表面から発せられる赤外線を測定し、視覚的に表面温度に色を割り当てて見やすくしたものです。危険で近づくことができないものでも、非接触ですからリアルタイムで測定できるメリットがあります。温度計の歴史は古く、ルネサンスに始まります。
質量や長さといった物理的特性とは異なり、熱を測定するのは困難でしたが、ロバート・フークやオール・レウルマー、ガリレオ・ガリレイなどの偉人達によって温度を測定することが可能になりました。さまざまな箇所で使用されている温度計は、小型・高密度が実装されていますから、どのような環境にも設置することができます。また世界最小クラスの複合型センサも開発されていますから、今後も目が離せない分野といえます。
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