仕事場の室温を管理するのと同じように湿気も気にかける必要があります。部屋のなかでは湿気が少ないと空気が乾燥してしまう傾向があります。その結果、風邪などをひきやすくなるとされています。というのもインフルエンザのウイルスは湿度が低くなると活発に活動するとされているからです。

事務所の室内湿度は湿度計とセンサーによって数値を目安に気を配るといいでしょう。事務所安全衛生法では、職場の室温に気を配るのと同時に湿度についても管理するための努力目標としてルールを作っているのです。というのは、同じくらいの温度でも湿気のあるなしで感じ方が変わるからです。蒸し暑いという言葉でもわかるように湿気が多くなると暑く感じてしまい、少なくなると寒く感じてしまいます。

そのため、夏や冬を中心に仕事場の温度を気にするように湿度も気にすると快適な職場とすることができるはずです。事務所の夏場の湿度の目安は、温度が28度でも50%くらいあれば快適な環境といえます。反対に、冬場の場合は温度22度でも50%くらいにすれば暖かく感じることができます。ちなみに冬のインフルエンザのウイルスも湿度40%で活動が鈍くなるとされています。

この数値も乾燥した日は湿度計とセンサーを意識して見ることで自分で注意できるはず。事務所内では、各自がいる場所による湿度差のせいで働く環境が変わったように思ってしまうようです。そこで湿度計とそのセンサーの表示をヒントにして各自の工夫で快適さがキープできるので努力してみましょう。たとえば窓側の席の人は日差しを有効利用するのがおすすめです。

電球を熱を持ちにくいLEDに変えてみるというのもいいでしょう。ほかにも観葉植物を置いておくことを提案してもいいかもしれません。